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虎枩童話-棘男(とげおとこ) - その1

公開日: 2008年8月26日火曜日 創作童話-虎枩話-棘男(とげおとこ)

私の高祖父に虎枩(とらまつ)さんという人がおりました。
以下は、私の祖父が虎枩さんから聞いたという設定で
作った創作話です。

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つづきの話はこちら
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昔、じいちゃんから聞いた話である。



















時々「棘男(とげおとこ)」というあわれな人間を見ることがある。
からだのあるところに棘(とげ)が生えてしまう。

儂が見聞きしたところでは、目や口から出てくることが多い。
それも時には棘ではなく角(つの)にまで大きくなってしまう。

棘の生えた目は相手を心底睨みつけるようであり、
棘の生えた口は相手の間違っていることを理由に言葉で刺すようである。
そして、その棘は本人から飛び出し、相手の体に突き刺さってしまう。

実は、棘男も
普段はその棘などどこにも見えないのだけれど、
他所様との諍いがおこると、

ぐん!ぐぐん!ぐぐぐぐぐん! 

目や口のあたりからとつぜん棘が生えてくる。
ひどい場合には、その棘が角になり、他所様を刺してしまうことさえある。

ところがどうしたわけか、
本人も、刺された方の人も、何も気づいてはいないのだ。
しかし、刺してしまった傷は残ってしまうというのに・・・

年長の爺様達はよく言っていた。

「あれは恐ろしいことよのう。
 ああしている内に今に相手様も棘を出してくる。
 そうして、互いに互いを刺し合い、傷つけ合うことになる。
 ところが当事者同士には互いに自分たちの状況がわかっていない。
 恐ろしや、恐ろしや」

昔は棘男を見ることは珍しかったのだが、最近あちこちで見るようになった。

儂としては、あまりにおぞましい光景なので、できれば見たくない。

そんなわけで、儂は、あそこやあそこには足を運びたくはない。

おまえも気をつけろよ。

まかり間違っても、自分が棘男に
ならぬようこころせよ。

そう話してしばらくした後、
じいちゃんは、ある哀れな一人の棘男の話を続けた。

(つづく)



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