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鍋底の油汚れをどうする?・・・(もしもの世界)

公開日: 2008年9月5日金曜日 「霊的」ということ 創作童話-もしもの世界


(創作童話−もしもの世界) ※この話はフィクションです


そこに「地上」という名の鍋がありました。

ずいぶん長い間いろいろなことがあったため、
この鍋の鍋底も油汚れでひどくなり、
ヌルヌルとぬめってきたり、
落ちない汚れでこびりついていたり、
とうとう、悪臭を放つようになり、
多くの虫が近寄ってくるようになりました。

「こりゃあ、いかん!」

この鍋の最初の頃をよく知る料理長や料理人達は
相談することになりました。

「もう放ってもおけない。かなり汚い」
「今まで通りに自然洗浄や自然乾燥で様子を見るのはどうかな」

料理人達が話し始める傍らで
料理長は考え込んで黙っていました。

料理人達は、最後は料理長の考えに従おうと思っていますが、できるかぎり考え得る最善の策を出してみようと頭をひねっていました。

「そもそも、どうしてこんなに汚れたのかな」
「自分たちが使いたいって言ってきた者達に貸したのだが、
 まさかこんなに手入れもしないで汚れたままで使って
 過ごしていたなんて・・・」

「あの者達は、汚れてひどいということに気づいていないのかな」
「まさか、悪臭もひどくて虫まで寄ってくるのに?」

「確かに貸した時のピカピカの鍋底は見る影もない」


誰が見ても最初の鍋の状態からは考えられないほどひどく
本当に手を打つしかない、という状況でした。

「しかし、あの者達が使いたいと言い出したんだから、
 あの者達に最後まで任せてみたらどうだ?」
「もし、今後使えなくなったらどうする?」
「その時は、この鍋を諦めるしかない・・・」
「この鍋は捨てられる、ということか」
「それは最悪だな・・・」

しばらく料理人達は沈黙してしまいました。

「しかし、他の鍋や器具への影響もある」
「確かに!」
「うん、無視できない状況だ」

「となると・・・まず水洗いで様子を見るか」
「それじゃあ、汚れは落ちないだろう」
「そうだな、かなり強い水流にするか、
 長時間水没させて水に浸けておくか」

「そんなに長い時間待つのか?」
「いままでもその方法は使ってきただろう」
「ああ、以前のあの『大陸』のような汚れの時のことか」

「じゃあ、今回は火で油を焼いてじっくり溶かすか?」
「それは有効な方法だが大変強い刺激だな・・・」
「そう、鍋の身にしてみれば、大変な受難だ」

「まず、寄ってくる虫や、悪臭処理にとどめておこうか?」

「もうこんなに様子を見たんだからいっそ思い切って手を打とう!」
「強力な活性剤や電気などで根本的に汚れを分解して
 あとはゴシゴシとこびりついた物を落とすか?」
「でも・・・」
「そうそう、それをすると鍋は今までの鍋ではなくなってしまう」

「しかし、原点に戻すことはできる」
「ああ、あのきれいな頃に戻せたらいいかな」
「鍋の歴史は、無いも同然になってしまうぞ・・・」

料理人達は何が最善の方法か決めかねていました。

料理長は、まだ決めたわけではないようですが
こう言いました。

「あの者達が使いたいと言ったのだ
 そして、あの者達にまかせたのだ
 鍋の運命は、すなわちあの者達の運命でもある」

料理長は続けてこう言いました。

「道は示した。
 方法も教えた。
 これは、あの者達の行くべき道である。
 しかし、
 厨房という世界は、彼らだけではなく
 他の者達もいる世界であるから
 いつまでも放ってもおけないのも確かだ。
 となると、
 どこまで、待つかと言うことになるが・・・
 あまり時間はないかもしれない。
 しかも、その深刻さをあの者達が気づいていないのが
 あの者達の身の不幸でもある・・・さてどうなるか」

ことの深刻さは、料理長や料理人達には十分わかっていました。

もし、鍋を使用している者達が
時間までに手を打てなかった場合、
料理人達が口々に出し合ったいずれかの結果になるのでしょう。

今までもそんなことがあったようなので
今度は、気づいてなんとかなってほしいと
まわりは思っているのですが・・・

その者達の面倒を見ていた料理人の一人が言いました。

「鍋もあの者達も、ダメかもしれない。
 そんなことは言ってはいけないのだろうが、
 同じことを何度も繰り返すようでは、
 やはり、この者達には見込みがないと思われても
 仕方がない・・・ただただ残念だ」


(未完・・・?)


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