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ラファエロのイエス(「アテナイの学堂」より)

公開日: 2008年10月12日日曜日 「霊的」ということ 宗教にまつわる話


「絵と宗教」に関する、自分の好きな趣味的な話を少々・・・


以下は、18年ほど前に、
ドイツに住んでいたある日本人から聞いた話である。

ラファエロ・サンティの有名な絵画「アテナイの学堂」は、
数多くの古代のギリシャ哲学者が描かれていることで
有名な絵画である。

中央の2人、
天上を指さすプラトンと地を示すアリストテレスらを筆頭に
有名な古代ギリシャの偉人が描かれている。

しかし、

この絵の妙なところは、

絵を見ている人間、
つまりこちら側を見ている人物がいて、
しかも、4人もいるということにある。

最も右側から2人目の黒い帽子の男は
作者のラファエロ・サンティ本人であるのは
いろいろな人が語っているが、

この絵の左側下方のグループに
こちらを見ている3人が含まれてる。

幼子と子供と白衣の青年がこちらを見ている。
しかも頭の高さはほぼ同じ・・・
また、
幼子→子供→青年
この3人はほぼ等間隔で描かれている。

ということは、
この3人は、ある同一人物の
成長の表現のようである

そして、成長につれて
画面中央に近づいていく・・・


そもそも
この絵の左側下方は
何を描いているのだろうか?

美術の本を見ても載っていなかったことを
18年ほど前、ある人から聞いた。

「イエス・キリストの成長と福音書の作者の特徴、
 そして若干の関係者をからめて図示したんだよ。
 ・・・
 ルネッサンスの時期にはこうした宗教的な事柄の
 秘密めいた内容をこっそりと絵画に表現しようと
 する運動があったようで、
 ダ・ヴィンチもそうだったけど、
 この絵もそういう絵だと思うよ」

その人の説明を聞いていると、筋が通りすぎていて
なぜ美術書にこうした解説がないのか
かえって不思議で仕方がなかった。

その時聞いた説明をさらに続けてみる。

幼子イエスを抱き上げ、共にいる老人は
ルカ福音書に登場する
「シメオン」だろう。

そして、
幼子と子供の間にいて
本を開いている草の冠をしているのが
ルカ福音書の作者であろう。
というのは、
4つの福音書の中で
幼子イエスと12歳の子供のイエスの両方を表現しているのは
ルカ福音書だけだからである。
しかし、
問題は、このルカ福音書の作者の肩に手を添えている人物である。
これは誰か?
人間なのか?
霊感を送っている霊的存在なのか?
不明である。

ルカ福音書の作者の横は、12歳の子供イエスである。
この子供イエスに隣接している男女がいる。
この男女は
父親ヨセフと母親マリアであろう。
彼らの下に書き物をしている
2人の老人がいる。
この老人も福音書の作者で、
ヨセフとマリアは
我が子イエスがどのように
福音書に書かれているのかを
のぞき込んでいる。

ヨセフとマリアの下方の老人2人は
マタイ福音書の作者と
マルコ福音書の作者である。

この2名は
若い子供のような人物が指し示している黒板を見ている。
この若い子供のような人物は
おそらく天の御使いであろう。
黒板はU字型のような図が描かれているが
これは
キリスト教教学における
「救済史観」の表現で
地上の霊的状態は
どんどん悪くなっていく一方で
そのどん底でイエス・キリストがあらわれ
霊的状態は向上していく
つまり、
イエスはU字型の最も底辺で御力を発揮された、
黒板にU字型があり、その底辺に何か書き込まれているのは
イエスの御力によって
地上の霊的状態が向上していくことを図示した
「救済史観」であり、天の御使いはそれを
福音書の作者に示している。

さて、黒板を見ている2人の老人だが、
一方は重厚な本に書く作業を行い
もう一方は、小さな紙に書き留めている
見方によっては、小さな紙に書いている老人は
黒板だけでなく、隣の老人の本の中身を
盗み見ているようにも見える。

以上から、
重厚な本を書いているのがマタイ福音書の作者で
小さな紙に書いているのがマルコ福音書の作者であろう。

というのは、
ラファエロの生きてきた当時、
マルコ福音書は
権威あるマタイ福音書と内容がかぶっていて
小規模な福音書でもあり、
あまり重要視されていなかったからである。

ところが、現在の福音書研究では、
最も原点に近く重要なのは、
マルコ福音書ではないかと言われているようで、
となると、盗み見たのは
マルコ福音書の作者ではなく、
マタイ福音書の作者であったかもしれないのだ。

だから
歴史というのはよくわからない・・・

さて、
よく見ると、
天の御使いらしき人物の示す黒板を
見ている人物がもう一人いる。

立ち上がって上から見下ろしてみている
黒髪でひげの男がいる。
しかも厚みのある本を手にしている。
おそらく、
この人物は、ヨハネ福音書の作者であろう。

というのは、
ヨハネ福音書は、4つの福音書の中でも
表現の仕方やイエスの記載の仕方が独特であり、
イエスの神的要素を強く打ち出しているからである。
また、
「上方の視点」ともいうような見方から
書かれているとも言えるからである。

ということから、1枚の絵の片隅で

「イエス・キリストの成長と福音書の作者の特徴、
 そして若干の関係者をからめて図示」

できるんだから、達人の絵画というのは侮れないものである。
と心底実感したのが、18年前のことだった。

今では懐かしく思い出される。

あれ?

もう一人いるぞ?

ヨハネ福音書の作者の横で
憂鬱そうに、瞑目しているかのように
書き物しているのは、
誰だ?

福音書の作者は一応4人
(他にもあるが外典になってしまう)

外典の作者?
あるいは黙示録の作者?

位置的には
イエス・キリストと福音書の作者らと
無関係とは言えない。

誰なんだろう?

わからない・・・_(^^;)ゞ

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