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ニックとユウと…(Nick&Yu…その1)

公開日: 2008年12月15日月曜日 創作話集-”Nick&Yu…”


(創作話集−"Nick&Yu…") ※この話は寓話(ぐうわ)です


この大きな家には、何人かの人間が同居している

主に登場するのは、男性二人
ニック(Nick)とユウ(Yu)と…

あとは、レイ(Ray)ちゃんという子供も出てくるが、
普段は寝ているか出掛けていて姿をみることはない。

そういえば、ニックにはときどき
「シーさんの使い」と名乗る人物から
手紙が来るが、ニックは面倒くさがって
中を見ることをしない。

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さて、
ニックは機嫌が悪い。

ある宗教の勧誘を受けたのだ。

「死後の世界?
 人間は死んだらどうなるかだって?
 そんな不確かなものに思いを寄せるくらいなら
 今現在の現実をよく考えるべきだ。」


横でクッションをかかえていたユウは、
黙って、ニックの独り言を聞いていた。

(ニックは理屈に合わないことを嫌う。
 ニックは正しい正しくないを議論する
 ことは得意だが、
 そういう議論の出来にくい『死後の世界』
 という話題は苦手だ。
 結局、また以前と同じように、
 最後に「荒唐無稽」と理屈で片付けるんだ)

ニックの独り言は続く・・・

「死んだらどうなるか考えたことがあるかだって?
 今が、充実していることの方が重要じゃないか。
 不確かなことを言って、人を惑わせようとしている。
 現実逃避じゃないか・・・」


現実逃避?
だが、ユウはそうは思わなかった。
ユウはもともと、自分が何者で
自分がどこから来たのかよくわかっていない。

ユウには、不確かな記憶はあり、
時々思い出してゾッとすることもある。
ユウは自分がどこから来たどういう存在か
知りたいと思っている。
そういうユウの考えを一緒に住んでいるニックは知らない。
もしニックにそんな話をしようものなら

「くだらない。今が充実していればいいじゃないか」

と、こともなげに返答されるのは目に見えている。
しかし、ユウにとっては、重大な話である。

と同様に、死後どうなるかについても
ユウにとっては「どこから来たのか」と
同じくらい重要な話である。

(死んだらどうなるか・・・
 重要な話じゃないか。
 今が充実していることの方が重要?
 後先考えないで、お金を使い切って、
 充実したと言ってはみたものの、
 帰路用の費用が一銭もない旅行者は
 バカげている。
 どうしてニックはそんな簡単なことに
 気づかないで、単に嫌っているんだ?
 ことの重大さがわからないのだろうか?)

と、考えたところでふとユウは
何かを思いだした。
自分がどこかに行ったときの記憶のようだ。

(違う!思っていたのと違う!)と自分は言っている?

ユウは、何か足下が崩れるような
ガッカリした気持ちを思い出してしまった。

ユウは二、三日ゆううつな気分が続いた。

・・・

どういうわけか、
その雰囲気がニックにも伝染したらしい。
ニックも元気がない。ニックはユウに言う。

「今日出掛けて、会社見学するのやめて
 早く帰るから。」

「どうしたの?」

「なんだか、期待してもロクなことがない
 ような気がするので、無理はしないで
 今日は早く寝ることにする。」

「ふーん」




<つづく>



※手短に言うと、
 ある宗教からの勧誘が、
 結果的に、ニックの別の行動を
 消極的にしてしまった?
 ということになるのだろうか?


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