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随筆・道程百景 #3「才能鳥」

公開日: 2009年5月14日木曜日 随筆・道程百景


(この話はフィクションです)


「才能鳥(さいのうちょう)には
 気をつけるのだぞ・・・」


と、年長の導師の方々は
修行を始めたばかりの若い者達に
よく、そう言っていた。


導師の方々は
「こんなことをわざわざ言いたくはないのだ」
と、いうのが本音のようである。

しかし、

いつも
修行を始めて間もない者達の間で
話題になるのだから、
「しかたない」「話さざるを得ない」
ということらしい。

いや、
話題になるだけなら、
よくあることとして放置も出来ようが
修行者の中には
「才能鳥」に心を奪われ

「自分は見たぞ」
「ああ、オレの処にも来たぞ」
「なんだ、君は見たことがないのか」

などなど、
妙な競い合いを始めてしまい、
肝腎の修行に打ち込むのではく
「才能鳥」を見聞きすることに夢中になり
挙げ句に
道を踏み外してしまうものもいるため
そこで、導師の方々は
どうしてもクギを刺さざるを得ない
ということらしい。


さて、
その「才能鳥」という鳥だが・・・

伝え聞くところによると
次のような鳥らしい。


◆才能のある修行者に近寄る
◆修行中にあらわれることが多い
◆霊妙で不思議な鳴き声を出す
◆その鳴き声を聞くのが最初の出会いらしい
◆修行者が妙に意識すると「逃げる」


ところで、
最近、これに尾ひれがついて
次のような話まで出ている


◇天使や菩薩の化身である
◇メッセージを告げに来る
◇鳴き声に隠れた意味がある


というように
なってしまっていることから
若い修行者の間では
導師の方々の目を盗んでは

・誰が「才能鳥」と接したか
・「才能鳥」からメッセージを受けたか
・どうやると「才能鳥」と出会いやすいか

という会話に花を咲かせることが
盛んになっていった。


ところがある日、
若い修行者達の会話が
口が悪いことで有名な
さる導師に見つかってしまった。


「何の話をしておる?
 ・・・
 ん?
 『ラクゴ鳥』の話か」


「ラクゴ鳥?」
一同きょとんとして聞いていた。


「落伍鳥っていうんだよ
 その鳥は。
 ・・・
 知らんのか?
 ・・・
 その鳥の話に夢中になった修行者は
 そのほとんどが
 落伍して行くんだよ
 だから『落伍鳥』
 ・・・
 挙げ句に
 天使だの菩薩だの
 隠れたメッセージがあるだの
 その鳥に注意を奪われ
 夢中になればなるほど
 鳥が墜落するように
 修行者も墜落していくんだよ
 ・・・
 お主ら、どれほど
 落伍鳥に夢中か知らんが
 そんなことしていると
 修行者どころか
 人間としても道を踏み外して
 元に戻れなくなってしまうぞ
 ・・・
 ま、それも自分の選んだ
 墜落の道だから
 墜落しても仕方がないか
 アッハッハッハ・・・」


若い修行者たちは
この言葉で
ぞっと震え上がったようで
二度と
『鳥』の話はしなくなったようである。


・・
とりあえずは・・・



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