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源田さんと斎木くん…(ちょっと想像)

公開日: 2009年5月16日土曜日 創作話集-「ちょっと想像」


(創作話集−「ちょっと想像」) ※この話はフィクションです


源田さんという人がいる。
「げんださん」である。

「偉くなって人に認められることが大事なんだ」

ということを口々に話していたため『偉人』というあだ名がついた。

通称:源田偉人

と呼ばれている。


源田偉人さんは
自分の人生において
かなりの後半に差し掛かっている年齢のため

「自分のやってきた業績を形にする」
「自分の仕事の成果を後進に引き継ぐ」

こういったことを通して
自分の人生を意味あるものにしたいと
考えているらしい。

そこで、
自分の仕事のこれまでを振り返るが
自信を持って話せるのは、
後輩や部下の知らない昔に取り組んだ
とある事業くらいである。

では、自分のノウハウを伝えよう・・・
ということで
後輩や部下の指導に熱心になるが、
後輩や部下には、さほど魅力的には見えないらしい。
某スポーツ選手や監督が上司だったら、と陰で言われていて
本人は気づいていないのが余計に気の毒である。

事細かく口に出して注意指導をすればするほど
自分の期待している方向から遠ざかるのに
どうしても口に出さずにいられないらしい。

挙げ句に、
他人の業績の批判が相次いでしまう。

どうも、人間というのは
自分の業績が認められにくい状況とか
自尊感情が満たされにくい状況になると
他者批判に走るらしい。

本当かどうか知らないが
学者などは、旧約聖書のカインとアベルの話から
この現象を「カイン・コンプレックス」と呼ぶらしい。


「偉くなって人に認められることが大事なんだ」

確かに源田さんはそう言っていた。


認められたい
認められたい
認められたい
・・・


源田偉人さん、
あなたのこころの奥底の
その「渇き」のような気持ちは
どうすると満足するのでしょう・・・



ところで、
源田偉人さんの部下の若者に
斎木くんという人物がいた。
「さいきくん」である。

斎木くんは、
手間暇かけたあげく「失敗」するのが
好きではないようで、
源田さんの言うことについては
皮肉ったり、冷ややかに見ている
ことがあるらしい。


「ボクは、偉くなりたいとか
 あまり思わないな・・・」


斎木くんは、「欲がない」というよりは
むしろ、
面倒なことを引き受けたくない
責任を負いたくない
というような「回避」型の人物のように見える。

まあ、どう生きようと
他人に迷惑をかけるようなことを
するのでなければ
その人の自由ではあるが


「回避」も度を過ぎると
自分の人生の肝心なことさえも
回避してしまい、
「いったい何のために生きているのか」
わからないようになってしまう。

そうなってしまうのでは
「欲がない」
では済まされないだろう。


源田さんは気の毒である。
そして、
彼を冷ややかに見る「回避」型の斎木くんも
やはり気の毒である。


その奥底にあるのは、おそらく
ごく簡単に言うと

「あること」を見失い
目の前のことに埋没しそうになり、


「闘争か、逃走か」"Fight or Flight"

つまり

「勝って認められたい」←→「面倒なことは避けたい」


という二者択一しかないという、
両極を行ったり来たりする迷いなのかもしれない。



「あること」とは?

それは・・・
地上に生まれてしまったということの
本当の理由とその意味。

「地上に修行するために生まれた」
などという言葉で美化できない
本当の自分たちの状況。


地上に生きることの本当の意味を
学ぶ機会の少ないことが
この世の不幸かもしれない。



弱き者、汝の名は「人間」なり
Frailty, thy name is Human.


とか、何とか・・・


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2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...
石枩(いしまつ) さんのコメント...