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随筆・道程百景 #6「ピアニスト」

公開日: 2009年6月2日火曜日 随筆・道程百景


(この話はフィクションです)



「感動する曲を弾けるようになりたい」


と、多少なりともピアノの弾ける少女は
密かに思っていた。


ピアノの先生に相談してみた。


「難易度F(上級上)は、今の私なら
 どのくらい経ったら弾けるようになりますか」


ピアノの先生は横に首を振って、
難易度A(初級)の曲を弾いてみるように少女に言った。

少女は、
何を今更・・・と思いながらも弾いてみた。
簡単な曲だった。
どこも間違わず、譜面通りに弾いた。


しかし・・・
ピアノの先生はこんなことを言った。


それは、弾いているのではなく
ピアノを鳴らしているだけ・・・
確かに、
上手に鳴らしている
そのことも大事だけれども、
曲としての力強さが感じられない・・・



少女は、ショックを受けたが
確かに、先生の言うことは
その通りだ、と思った。


それから少女は、
難易度A(初級)の曲を
いろいろな弾き方で
何度も何度も試してみた。


そんなある日、
ピアノの先生は
難易度F(上級上)の曲を弾いてみるように
少女に言った。



とまどったが少女は
弾いてみた。


そう、弾けたのだ。


しかし・・・




「ダメです。先生。
 これは、譜面通りに鳴らしただけです。
 ・・・
 私は、曲を弾いていません。
 単に順番に音を鳴らしただけです」


先生は、静かにうなずき・・・
そして、
難易度A(初級)の曲を指し示した・・・


少女は、
気持ちを静めて
自らの持てる真剣さで
難易度A(初級)の曲を弾いてみた。




弾き終わって、
静けさの後
幾つかの拍手がどこからか起こった・・・

周囲で何人かが少女の演奏を聴いていたのだった。


少女は泣いた・・・

ああ、これが曲を弾くということなんだ・・・


そして、
一緒に拍手していた先生は
拍手の後、
難易度F(上級上)の譜面を少女に与えた。


これもいつか、
あなたの曲として弾けるようになるわ・・・
どのくらい経ったら弾けるのか
それは、あなたの道だけれども・・・


とでも言うように
少女に譜面を渡した・・・

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さて、

自分は考える・・・


修行もピアノも
初心の段階は、
作法や指示を守って
まずは、間違いなくきちんとできることが重要である。
そして、
自分もそれなりに
打ち込んできた。


ところで、
修行も芸事も段階が進むと、

「ただやればいいというものではない」

と気づく


しかし、だからといって作法や譜面をおろそかにして
自分勝手に工夫するのもおかしな話である。

となると、
修行や芸事が「よいもの」になるということはどういうことなのかを
考えてしまう。


初心の段階から進んで
その先の修行を習う段階になって
自分の修行の中身を
考えてみた。

例えば
自分の習った霊的トレーニング・・・
その基本の基本が
十分出来ているのであろうか

と振り返ってみる。


神伝禊法の初伝の「水」
神伝鎮魂法の初伝

自分は
これらの行法を「行じている」といえるのか
それとも・・・


中身は出来ているのか・・・?


これは、
習う行法がどんどん先に行くにつれ
あたまやこころをよぎる疑問である


さてどうだろうか




(この話は、会の先輩方の発言を元にさせていただいております。しかし、自分はこんな程度の話にしか出来ませんでした。なんというか、己の至らなさを実感)


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