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南の島…(もしもの世界)

公開日: 2009年7月10日金曜日 創作童話-もしもの世界


(創作童話−もしもの世界) ※この話はフィクションです


そこはある南の島。

どこからかやってきた
多くの人間が生活していた。

しかし、不思議なことに
この島に到着すると
過去についての記憶が
曖昧になっていくとのことである。

そうなると、島で暮らす人々はやがて
自分がどうしてこの島で暮らしているのか
わからなくなってしまうのだという・・・

以下は、
この島で生活している
ある二人の会話である・・・

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男A「なあ」

男B「うん、なんだい?」

男A「僕らはどうしてここにいるんだろう?」

男B「そんなこと、考えたって
   答えが出ないんだから、
   いまの暮らしのことだけ
   考えていればいいんだよ
   現実の、
   この島での暮らしのことだけを・・・」

男A「しかし・・・
   僕らやほかの人達もそうなんだが、
   いきなり、無から誕生したわけではないだろう
   とすると、どこかから来たんじゃないか?」

男B「来たって?
   どうやって?
   だいたいこの島を囲む海の向こうが
   どうなっているかなんて
   誰も知らないし、
   この島を出て帰ってきた者はいない
   ということは科学的、論理的に考えて
   向こうの世界なんてないんだよ」

男A「そうなのかな?
   しかし・・・気になる・・・
    『僕らは、どこから来たのだろう
     僕らは、どこへ行くのだろう
     そして、僕らは何者なのだろう』
   って、岩壁に刻んであった言葉は
   重要な意味を持つんじゃないかな?」

男B「ふーん、
   そういうことを考えた方が
   単調な毎日にも潤いがあっていいかもしれない。
   そういうことを考えた方が
   こんな生活を繰り返し行うむなしさを
   紛らわしてくれるかもしれない
   そういう娯楽も必要かもね」

男A「いや、娯楽なのではなく
   それが、根本的に大事なことかも
   しれないじゃないか」

男B「それを考えたって、
   食料が手にはいるわけじゃないよ
   僕から見たら、それは娯楽だよ・・・」

男A「キミは、不思議に思ったことはないのかい?
   どうして僕らはここで生活しているのか
   僕らはどういう生き物なのか
   僕らはなにか『忘れている』んじゃないかって?」

男B「しかし、考えたって答えが出ないんだから
   ムダだよ。意味がないよ。
   日々の暮らしをどうするかを考えなくちゃいけないんだ
   食料を手に入れ、雨露をしのぎ、
   寒さ暑さを克服し、もっと安全な生活を目指し
   出来るだけ長生きすることが大事なんだ・・・」

男A「(つぶやく・・・)
   意味のわからない生活を繰り返して・・・
   長生きしたところで・・・
   その長生きの意味ってなんだろう・・・」

男B「なんだい?
   なにか言ったかい?
   そんなクヨクヨしてないで
   楽しいことに打ち込もうじゃないか
   おいしいものを食べ
   安心して寝ることができ
   打ち込む作業をみつけ
   楽しく遊んで暮らせたら
   人生は十分じゃないか・・・」

男A「そうなのかな・・・
   クヨクヨするのはいけないことなのかな?」

男B「うん、よくない!
   まわりが気を遣うし、
   そんなことを考えているキミを見ていると
   こっちまで、足元がなくなるような不安に駆られて
   気持ちが良くない
   ・・・
   さあ、そんなことは忘れて
   みんなで楽しくパーッと騒いで
   愉快になろうじゃないか・・・ハハハ」


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男Aは、もしかすると
やがて姿を消すかもしれない

・・・

ところで、
島の岩壁には、
誰が刻んだのか不明な言葉が
幾つかあった。

誰かが刻んだ後に島から姿を消す
という噂もあったがはっきりしない。

刻んだ文字の中に
こんなものもあった。

『答えが出なくとも
 探し求めることに
 意味があるともいえる
 ・・・
 その探求の姿勢は
 真剣であればあるほど
 まじめな援助者の残した
 ヒントに近づきうるで
 あろうから
 ・・・
 ただし、毒キノコのような
 目につきやすく派手な
 神秘や奇跡に気をつけよ
 口にした時は気がつかぬが
 やがて、その毒が
 体をむしばむであろうから
 ・・・
 毒キノコではない
 薬になるキノコを見つけるのが
 むずかしい』


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